
建設業許可をお持ちの方は、毎年「決算変更届(事業年度終了報告)」の提出が義務付けられています。提出を怠ると、更新申請や業種追加申請ができなくなる可能性もありますので注意が必要です。
■ 決算変更届とは?
決算変更届とは、建設業を営む事業者が毎年、事業年度終了後に経営状況や工事経歴などを報告するための届出です。正式名称は「事業年度終了報告書」とも呼ばれます。
■ 提出期限
事業年度が終了してから 4ヶ月以内 に、管轄の都道府県に提出する必要があります。例えば、3月決算の場合は7月末までが提出期限となります。
■ 提出書類(一般的な内容)
- 変更届出書
- 工事経歴書
- 直前3年の各事業年度における工事施工金額
- 財務諸表(貸借対照表・損益計算書・完成工事原価報告書 など)
- 納税証明書(法人事業税)
※個人事業主や法人形態、許可区分により異なる場合があります。
■ 提出を怠るとどうなる?
決算変更届を提出していないと、以下のような不利益があります。
- 許可の更新手続きができない
- 業種追加や経営事項審査(経審)が受けられない
■ よくある注意点
- 税理士の決算書をそのまま使用できないことがある(建設業独自の様式が必要)
- 決算変更届と同時に事業目的や役員変更が必要な場合も(会社情報に変更がある場合)
- 提出先は「建設業許可」を取得した都道府県の窓口(国交省ではありません)
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